マルチターンとは
マルチターンは、ドキュメントエージェントがユーザーとの複数回の対話を踏まえて回答する機能です。1回の質問だけで判断するのではなく、それまでの対話内容から AI が情報を整理し、質問の意図に沿った回答を提示します。
マルチターンには次の2つの動きがあります。
- 聞き返し:質問が曖昧な場合や回答に必要な情報が足りない場合に、AIが質問を具体化するための聞き返しを行う
- 追加質問:回答が表示された後も、同じ問い合わせの中で深掘りや別の質問ができる
※マルチターンはドキュメントエージェントでの動作です。FAQ自動応答ではマルチターンを利用できません。
質問から回答までの流れ
1. 問い合わせ内容を入力する
チャットの入力欄に問い合わせ内容を入力して送信します。
2. AIが質問内容を判定する
登録されているドキュメントを検索し、質問に回答できるかどうかをAIが判定します。判定結果によって、次の4つのいずれかが返ります。
| 判定結果 | 表示される内容 | アンケート |
|---|---|---|
| 関連ドキュメントにヒットした | 生成された回答と「回答の参照元」 | |
| ※稀にLLMが情報源を参照しない場合、回答の参照元がない状態で回答をする場合があります。 | 表示される | |
| 質問が曖昧だった | AIが作成した聞き返し文 | 表示されない |
| 入力内容を解釈できなかった | 「申し訳ありません。入力いただいた内容がわかりませんでした」 | 表示されない |
| 関連ドキュメントがなかった | 「申し訳ありません。関連するドキュメントが見つかりませんでした」 | 表示される |
3. 聞き返された場合は入力し直す
聞き返された場合は、聞き返しの内容に沿って質問を言い換えて再度入力します。入力し直すと、あらためて判定と回答が行われます。
聞き返しのときは、「回答の参照元」とアンケートは表示されません。回答が確定していない段階で参照元を表示すると、誤解を招くためです。
5. 回答後に続けて質問する、またはアンケートに回答する
回答が表示された後は、次のどちらもできます。
- 続けて質問する:入力欄にそのまま入力すると、同じ問い合わせの中でやり取りが続きます
- 直前までのやり取りを踏まえて回答するため、次のような質問ができます
- 回答内容の深掘り(例:「その申請はどこから行いますか?」)
- 関連する別の質問
- 直前までのやり取りを踏まえて回答するため、次のような質問ができます
- アンケートに回答する:「解決した」または「担当者につなぐ」を押すと、ドキュメントエージェントとの対話が終了します
画面に表示される文言
回答の後には次の文言が表示されます。
| 表示される文言 | 変更 |
|---|---|
| 「この回答はAIにより生成されているため、正確でない可能性があります。必ず参照元をご確認ください。」 | 変更できません |
| 回答生成後に表示する案内文(例:「ドキュメントエージェントとの対話を終了して次に進むには以下のボタンを押してください。」) | エージェントごとに変更できます |
| アンケートの文言 | エージェントごとに変更できます |
案内文とアンケートの文言を変更する場合は、弊社担当者までお問い合わせください。
仕様と制限
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象機能 | ドキュメントエージェント(FAQ自動応答は対象外) |
| 対象チャネル | Microsoft Teams、Webagent、Web to Teams |
| 有効・無効の設定 | エージェント単位。初期状態は無効です |
| やり取りの上限 | 往復30回 |
| 文脈を保持する範囲 | 直近往復10回分 |
| 追加料金 | ドキュメントエージェントをご利用のプランであれば追加料金はかかりません |
やり取りの上限に達した場合
往復30回を超えると、次の文言が表示され、同じ問い合わせではマルチターンを続けられなくなります。
「回答できる上限に達したため、これ以上のご案内ができない状況です。新しくお問い合わせください」
Webagent、Webからの問い合わせ受付の場合は会話が終了し、次の問い合わせから別の会話として新しく始まります。
文脈を保持する範囲
やり取りの上限とは別に、AIが問い合わせの文脈を記憶する範囲を定めています。直近往復10回分のやり取りを踏まえて回答します。
アンケートをドキュメントエージェントで表示しない設定の場合
アンケートをPKSHA ChatAgentのアクションフロー機能を利用して表示している場合、回答が生成された時点でドキュメントエージェントとの対話が終了します。この場合、回答後の追加質問はできません。