対象ロール: 運用担当者
この記事は「Entra ID SAML SSO 連携の導入ガイド」の Step 2 です。前提・全体像はガイドをご確認ください。
Step 1 でグローバル管理者が取得した情報をもとに、PKSHA ChatAgent管理画面(以下 ChatAgent)で認証設定・スロット・対話フローを設定します。最後に SAML メタデータをダウンロードし、Step 3 のグローバル管理者に渡します。
Step 1 から引き継ぐ情報
- 証明書 (Base64)(
.cerファイル) - ログイン URL
- Microsoft Entra 識別子
- (属性を取得する場合)設定したクレーム名の一覧
管理画面にログイン
PKSHA ChatAgent 管理画面(https://dashboard.workplace.bedore.jp/)にアクセスし、対話ロジック > 認証設定 画面を開きます。
「認証設定」メニューが表示されない場合は、サービスオプションが有効化されていません。導入ガイドの「導入前提」に従い、PKSHA 担当者へ有効化を依頼してください。
認証設定の新規作成
「新規設定」から以下の値を入力して適用します。
-
設定名:任意の値(例:
SAML) -
認証方式:デフォルトで
saml2が設定済み - 認証セッションの有効期限(分):下記「認証セッションの有効期限について」を参照
- 認証完了後リダイレクト先のドメイン許可設定:下記「リダイレクト先ドメイン」を参照(「追加」で複数設定可能)
- IdP の EntityID:Step 1 で控えた Microsoft Entra 識別子 を入力
- IdP の SignInURL:Step 1 で控えた ログイン URL を入力
- X.509 証明書:Step 1 でダウンロードした 証明書 (Base64) をアップロード
リダイレクト先ドメイン
認証完了後にユーザーを戻すドメインを、利用する機能に応じて追加します。ここに登録されていないドメインからアクセスすると、認証後に画面へ戻れません。
必須(全環境共通)
-
webagent.workplace.bedore.jp(Webagent の検証ページ) -
admin.workplace.bedore.jp(対話シミュレーター)
AI ヘルプデスク(Microsoft Teams 連携)を利用する場合
teams.ui-adapter.workplace.bedore.iodesk-client.switcher.workplace.bedore.iodesk.switcher.workplace.bedore.io
SharePoint Online にチャットボットを設置する場合
-
xxxx.sharepoint.com(xxxx部分は利用環境によって変わります)
最新の通信ドメイン一覧は、ChatAgent 管理画面内のヘルプページ「PKSHA ChatAgent 使用ドメイン(社内利用環境)」でもご確認いただけます。
認証セッションの有効期限について
- 未入力の場合は、デフォルトの 720 分(12 時間) が適用されます
- 最大 43200 分(30 日) まで設定できます。ログイン状態を長く保持したい場合は、希望の分数を入力してください
- セッションの長さは運用方針に応じて決定します(短くするほど再認証の頻度が上がります)
- 認証セッションが切れると、利用者の画面に再度ログインボタンが表示されます。ログインし直すと、認証アクションで取得する属性データも再取得されます
SAML メタデータのダウンロード
- 作成した認証設定を開く
- 設定編集画面内の「SAML メタデータのダウンロード」からダウンロード ファイル名の例:
yyyy-mm-dd-xx-saml2metadata.xml
このファイルは Step 3 でグローバル管理者が使用します。Step 3 の担当者に渡してください。
認証スロットの設定
認証セッションを格納するスロットを作成します。
- 対話ロジック > スロット 画面を開く
- 新規スロットを作成
- スロット名:任意
- スロット識別子:任意
- スロットタイプ:認証セッション
- 記憶タイプ:記憶を保持(セッションが持続する限り記憶されます)
属性情報取得用のスロットの設定(属性を取得する場合のみ)
ログインユーザーの属性(部署・グループ・氏名など)を取得して使う場合は、取得項目ごとにスロットを作成します。
- 取得項目ごとに新規スロットを作成
- スロット名:任意
- スロット識別子:任意
- スロットタイプ:自由入力
- 記憶タイプ:記憶を保持
スロット名は、Step 1 で設定した「属性とクレーム」のどのクレームと対応するかが分かるように付けることを推奨します(Step 1 から引き継いだクレーム名の一覧を参照)。
スロット編集画面
対話フローの設定
認証アクションを含む対話フローを設定します。
- 対話ロジック > インテント 画面で新規インテントを作成
- インテント識別子:任意
- 対話形式:アクションフローを使用する にチェック
- アクションを設定
- 次のアクションのタイプ:認証
- 初回認証時の案内文:任意
- 未認証時の再案内文:任意
- 認証設定:本記事の「認証設定の新規作成」で作成した設定を選択
- 認証セッションが格納されるスロット:「認証スロットの設定」で作成したスロットを選択
- (属性を取得する場合)取得項目ごとに、対応する属性取得用スロットを選択
- 必要なアクションを追加し、プロパティ > 公開設定 から該当インテントを公開
完成後のアクションフローは以下のようになります。
アクションの順序に注意(ユーザートラッキングを使う場合) ユーザートラッキングは、スロットに代入された値を参照します。そのため 「認証 → スロット代入 → ユーザートラッキング」 の順に配置してください。スロット代入より前にユーザートラッキングを置くと、属性値が反映されません。
属性で振る舞いを変える例
取得した属性スロットの値を、アクションフローの条件分岐で利用できます。たとえば次のような出し分けが可能です。
- 取得した「部署」スロットの値に応じて、案内する FAQ や回答を切り替える
- 取得した「所属グループ」スロットの値に応じて、エスカレーション先や対応を切り替える
所属グループ(オブジェクト ID)で条件分岐する場合は、先頭 1 件のみ取得される制約があります。兼務ユーザーが想定される場合の設計は、導入ガイドの「仕様上の注意」をご確認ください。
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- 次のステップ: Step3: グローバル管理者による SAML 接続用のアプリケーションの更新
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