A. 回答
ChatAgent管理画面における、プレアクションフロー機能の「スロット代入」およびアクションフローの「条件分岐」をご利用いただき、問い合わせメッセージ(質問者の入力文章)がある場合のみドキュメントエージェントへの転送を行うことで、シナリオ設定ご利用と合わせても問題なくご利用いただけます。
本よくある質問記事の背景
PKSHA AIヘルプデスクの「初回表示メッセージ」およびWebからのお問い合わせの「初回表示インテント」をご利用の場合、シナリオ設定が可能です。
例えば、「初回表示メッセージ」でのシナリオ設定を利用した場合は、質問者に対して任意のインテントをボタン表示で提示可能です。
質問者がシナリオから問い合わせを開始した場合、ドキュメントエージェントの回答生成の元になる問い合わせメッセージ(質問者の入力文章)が空白になるため、正常に動作しない仕様がございます。
そのため、通常通りテキスト入力からの問い合わせの場合にドキュメントエージェントを利用可能とし、シナリオ経由ではドキュメントエージェントへの転送を回避する設定が必要となります。
<関連記事>
設定の概要
「初回表示メッセージ」および「初回表示インテント」で利用されるのはChatAgent管理画面にて作成したインテントの内容となります。
インテントをプレアクションフロー発動対象外のインテントタイプ(ボタン遷移)で作成した場合、プレアクションフローが発動するのは問い合わせメッセージがあるものと判断することが可能になります。
後述の設定内容にて、以下3点の順にご案内いたします。
- スロットの設定:問い合わせメッセージがあるかどうかの判断結果を保持します
-
プレアクションフローの設定:問い合わせメッセージがある場合を判断します
※プレアクションフロー発動対象外のインテントタイプ(ボタン遷移)で対象インテントを作成する必要があります
- アクションフロー(ドキュメントエージェントへの転送アクション)の設定:ドキュメントエージェントへ転送を行います。この際にスロットの値を元に操作を条件分岐させることで、問い合わせメッセージがある場合にのみドキュメントエージェントをご利用いただけます
<関連記事>(ChatAgent管理画面へのログイン状態でご覧いただけます)
スロットの設定
-
対話ロジック設定>スロット>「新規スロット」ボタンの順にクリックします
-
任意の名称でスロットを作成します
- スロット名:任意(例:問い合わせメッセージ有り)
- スロット識別子:任意(例:with_requester_message)
- スロットタイプ:自由記述
- 「適用」ボタンをクリックし、保存します
プレアクションフローの設定
- 対話ロジック設定>プレアクションフローの順にクリックします
-
「新しいアクションの追加」より、以下を参考にプレアクションフローの設定を行い「保存」します(すでにプレアクションフロー上に他のアクションがある場合は追加を行います)
- 次のアクションのタイプ:スロット代入
- 対象スロット:前述の「スロットの設定」で作成いただいたスロット
- 代入する値:任意(例:with_requester_message)
-
「フローの設定」>「プレアクションフローの有効/無効」の”有効”にチェックを入れ「保存」します
アクションフロー(回答不能時のレスポンス)の編集
- 対話ロジック設定>インテントの順にクリックします
-
%%%CANNOT_UNDERSTAND_TEXTS%%%を検索して開きます -
以下を参考にアクションフローの設定を行い「保存」します(すでにアクションフロー上に他のアクションがある場合は追加を行います)
- 次のアクションのタイプ:スロット代入
- 対象スロット:前述の「スロットの設定」で作成いただいたスロット
- 代入する値:任意(例:with_requester_message)
- 最後に、画面最下部の「変更の適用」をクリックします
アクションフロー(ドキュメントエージェントへの転送アクション)の編集
※各社ドキュメントエージェントへの転送アクションに関するインテント名は任意の名称のため、以下の説明時の画像等と異なる場合がございます
ドキュメントエージェントへ転送する宛先が利用されている箇所を特定
- 設定>システム連携>宛先切り替えの順にクリックします
-
宛先指定文字列の設定にて、”
document-rag”を含む宛先をクリックします※複数のAIヘルプデスクアプリをご利用の場合は、”document-rag-xxx”と言った形で複数の宛先がある場合がございますが、それぞれの確認が必要となります
-
「参照インテント」より、利用箇所を特定します
上記で特定したドキュメントエージェントへの転送アクションを利用しているアクションフローを編集
先述の「参照インテント」よりアクセスするか、対話ロジック設定>インテントより該当するものを開きます
※各社でインテントの名称やアクションフローの内容は任意のものとなるため、以下の説明時の画像等と異なる場合がございます
-
インテントを開いたのち「アクションフロー」タブを開き、既存のアクションフロー内の最初のアクションに「条件分岐」アクションを追加し「保存」します
- 添付画像のように、アクションフローの開始点をクリックしアクションを追加した場合、「遷移先アクションと条件」に既存の最初のアクションを選択いただくと自動で順番が最初になります
-
保存後に「遷移先アクションと条件」でアクションをクリックすると「新しい条件を追加」が表示されるため、クリックし次のポップアップ画面に進みます
-
遷移条件の設定に以下の値を入力します(ドキュメントエージェントに転送をするパターンの設定)
- スロットを選択し、前述の「スロットの設定」のスロットを入力します
- 前述の「プレアクションフローの設定」の「スロット代入」にて代入する値として指定した値が「=」(イコール)となるように入力して「確定」します
- 「遷移先アクションと条件」ページに戻り「保存」します
-
最初のアクションから分岐するアクションを追加します
- アクションのタイプは任意となります
- 「次のアクションのタイプ」や内容は任意となります
- インテント遷移や有人連携などへ転送するケースもあるかと思いますが、本記事では「テキスト」アクションを例に説明します
-
例文
ボタンの入力から開始した問い合わせの場合ドキュメントからの検索をご利用いただけません。 「新しい問い合わせ」よりボタンの選択肢以外で質問内容を入力してください。
-
- アクションのタイプは任意となります
-
再度手順1で追加した「条件分岐」をクリックし、手順5で追加したアクションへ「新しい条件を追加」します
-
遷移条件の設定に以下の値を入力します(ドキュメントエージェントに転送をしないパターンの設定)
- スロットを選択し、前述の「スロットの設定」のスロットを入力します
- 「=EMPTY」を選択して「確定」します
- 「遷移先アクションと条件」ページに戻り「保存」します
-
最後に、画面最下部の「変更の適用」をクリックします
複数のインテントのアクションフローで使用されている場合、複数箇所変更します。
以上の設定によって、プレアクションフローを通じた操作(シナリオ経由ではなく問い合わせメッセージがある操作)でのみ、ドキュメントエージェントへの転送が行われます。
一方で、シナリオ経由の操作はスロットの値が空白のため、ドキュメントエージェントへの転送を回避可能です。